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任意売却のメリット・デメリット

任意売却とは、住宅ローンの返済が難しくなった場合に、債権者(主に金融機関)の同意を得て、競売にかけられる前に自宅を売却する手続きのことです。競売よりも高値で売却できる可能性があるため、負担を軽減しながら再出発を目指す方法として選ばれることが多いです。本記事では、任意売却の仕組みやメリット・デメリット、そして手続きの流れについて解説します。


1. 任意売却とは?

任意売却は、住宅ローンの支払いが困難になった場合、競売による強制的な売却を避け、所有者が自らの意思で売却を進める方法です。通常、住宅ローンが未払いになると金融機関は抵当権を行使し、物件を競売にかけてローンを回収しようとします。しかし、競売では物件が市場価格よりも大幅に低い価格で売却されることが一般的です。

これに対して任意売却では、市場に出して買い手を探し、可能な限り高値で物件を売却することができます。もちろん、金融機関との協議が必要ですが、債務者にとってはより有利な条件での売却が可能になる場合が多いです。


2. 任意売却のメリット

2-1. 競売よりも高く売れる可能性がある

任意売却では、一般的な不動産市場に物件を出すため、競売よりも高い価格で売却できることが多いです。競売は市場価格の5~7割程度で売却されることが多いですが、任意売却では市場価格に近い値段で取引できることもあります。

2-2. プライバシーが守られる

競売の場合、物件情報が公開され、周囲の人々に知られるリスクがあります。一方、任意売却では通常の不動産取引と同じ方法で売却が行われるため、プライバシーが守られやすいです。周囲に知られることなく、静かに物件を処分することが可能です。

2-3. 残債務の減免交渉ができる

任意売却後に残ったローンがある場合でも、金融機関と交渉して残債務を減額してもらえる可能性があります。競売ではこのような交渉の余地はほとんどありませんが、任意売却ならば売却額が競売よりも高くなる分、交渉が成立しやすくなります。

2-4. 引っ越しの猶予が与えられる

任意売却では、売主と買主の間で引っ越し時期の調整がしやすくなります。競売では強制的に立ち退きが命じられるため、急いで引っ越しをしなければならない場合が多いですが、任意売却ならば引っ越しの猶予を得やすいです。


3. 任意売却のデメリット

3-1. 金融機関の同意が必要

任意売却を進めるには、まず金融機関の同意を得る必要があります。金融機関は、物件を売却した後も残るローンの支払いを確保したいと考えるため、必ずしも任意売却を認めるわけではありません。同意を得るためには、売却価格の妥当性や今後の返済計画を示す必要があります。

3-2. 残債務が残ることが多い

任意売却で物件を売却しても、売却金額がローン残高に満たない場合、残債務が残ることがあります。この残債務については、売却後も返済義務が生じるため、新たな生活を始める上で負担となる場合があります。残債務が大きい場合は、債務整理や自己破産を検討する必要があるかもしれません。

3-3. 信用情報に影響が出る

任意売却を行った場合、信用情報機関に「延滞」や「任意売却」の記録が残ります。これにより、一定期間、新たなローンやクレジットカードの審査が通りにくくなる可能性があります。この影響は通常5〜7年間続きます。


4. 任意売却の手続きの流れ

任意売却を行う際には、以下のステップを踏むことが一般的です。

ステップ1. 金融機関に相談

まずは、現在の住宅ローンを提供している金融機関に任意売却の相談を行います。返済が難しい旨を説明し、任意売却の希望を伝えましょう。

ステップ2. 不動産会社と連携

任意売却をサポートしている不動産会社と連携し、物件の査定や売却計画を立てます。任意売却に詳しい専門の不動産会社に相談することで、スムーズに手続きが進むことが多いです。

ステップ3. 債権者との交渉

金融機関(債権者)と物件の売却価格や手続きに関する交渉を行います。売却価格の設定や残債務の処理について、金融機関と合意を得ることが重要です。

ステップ4. 売却活動の開始

市場に物件を出し、買い手を探します。この際、通常の売却と同様に不動産会社がサポートしてくれるため、安心して売却活動を進められます。

ステップ5. 物件の売却とローン返済

物件が売却されると、その売却代金で住宅ローンの残債を返済します。売却後も残る債務がある場合は、金融機関と相談して今後の返済計画を立てます。


5. 任意売却が向いているケース

任意売却が適しているケースは、次のような状況にある場合です。

  • 住宅ローンの返済が滞り始めた
  • 競売を避けたい
  • ローン残高が物件の売却価格を上回っている(オーバーローン)
  • プライバシーを守りながら売却したい
  • 引っ越しの猶予を確保したい

まとめ

任意売却は、住宅ローンの返済が難しくなった際に有効な手段の一つです。競売を避け、市場での売却を通じてより高値での取引が期待できるため、再出発をスムーズに進めるための手段として検討する価値があります。ただし、残債務が残るリスクや信用情報への影響など、デメリットも存在します。任意売却を検討する際には、専門家や不動産会社としっかりと相談し、最適な判断を行うことが重要です。

任意売却に関するご相談は、当社の専門スタッフまでお気軽にお問い合わせください。あなたの状況に合わせた最善のアドバイスを提供いたします!

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